革講座

ゼウスレザーについて



それは、華麗さNo.1のイタリアンレザー。

こんにちは。サロン・ド・アルファード社長兼レザーバイヤーの満田です。私は年2回、イタリアに赴き、タンナーさん(革製造業者さん)と直接交渉し、革のセレクト並びに別注製作をしてもらっています。

今回もサロアルセレクトの革にまつわる「いろは」をお届けいたします。

商品URL  http://www.salon-de-alfurd.jp/fs/salon/0877-z
アンジェリーナ ボックス ミニ ゼウスレザー ヴァージョンシエロ

今回、スポットライトを当てるのは、「ゼウスレザー」です。
この革は、サロアルでお馴染みのMonfrini社(モンフリーニ社)の提供するMADE IN ITALYのレザーの1つなのですが、本社はミラノにあり、創業から100年以上の
歴史を誇ります。

香港で一目惚れ、そして運命の再会

Monfrini社との出会いは運命的なものでした。時を遡ること2013年春。私が香港の革製品の国際見本市を訪問した際、とあるバッグメーカーさんのブースに立ち寄りました。すると、視界に入った瞬間、なんとも美しい発色のレザーがあるなあ!と一目ぼれ。それがこのゼウスレザーだったのです。

あまりにも美しい発色であったため、バッグメーカーさんにお断りを入れて写真を撮らせていただいたのですが、その時はどこのタンナーさんのものかはわからずじまいでした。忙しさにかまけて、すぐに次のブースへと向かってしまったのです。

帰国後、 脳裏に焼き付いたゼウスレザーの美しさが「なぜ、あの時、どこの革メーカーさんなのかを追求しなかったのか?」と僕の頭の中に問いかけてくるようでした。後悔の念に駆られながら、「一期一会」という言葉の大切さをはっきりと体験した瞬間です。まさに時すでに遅し・・・と半ばあきらめていました。

ところが、その年の夏、取引先のイタリアのベルトメーカーさんから、ベルトの別注オーダーができるということで、送られてきた色見本を見てみると・・・なんと!

あのレザーが目の前にあるではありませんか!

その瞬間、「やっぱりこれだ!」と、少し大袈裟かもしれませんが、再会の感動に心打たれました。ゼウスレザーは僕のことを覚えてはいないわけですが(笑)

一目惚れした革と、こんな形で再び対面できるとは夢にも思いませんでした。
そして、この出来事をきっかけに、翌年の2014年春夏シーズンから本格的にMonfrini社のゼウスレザーを含めた様々なレザーを採用することとなり、私達のブランドに革新をもたらしてくれました。(イタリアンソフトレザーもその中の1つです。)

ONにもOFFにも使える器用なレザー

ゼウスレザーは、表面に光沢感がある一方、独特のシワ感があり、発色が大変美しい革です。元々は革製のアウターなどの服用に作られたこともあり、厚さが0.8 ‒
1.0mm程度でとても薄いのが特徴です。
バッグとして仕上げれば、ジャケットスタイルにも合わせやすく「ON」に使える「クラス感」、デニムにも合わせやすく「OFF」にも使える「カジュアル感」の両方を兼ね備えたレザーと言えると思います。高級 感あふれ、このON,OFFの両方に難なく使えるテイストは、人気を博す大きな理由です。

某有名ラグジュアリーブランドにおいてもゼウスレザーを採用しているのですが、その革自体にキルティング加工を施すなどして、バッグやお財布に使われています。恐らく、名前を聞かれたら「あ~あのブランドね!」とはっきりわかる一流ブランドさえも、惚れこむレザーなのです。

何故、神様「ゼウス」なのか?

お手入れ方法は? Webで公開中!

このゼウスレザーとの再会には、運を使い過ぎてしまったのではないかと、少し心配してしまう程の偶然でした。
それでも、このゼウスレザーをお客様に、サロアルを通じてお届けすることができて、とても嬉しいです!

この「ゼウス」という名前は各商品ページにも記載していますが、ギリシャ神話に登場する神様の名前です。もしかしたら、ありがたいことに僕のことを手引きしてくれたのかもしれませんね。(笑)

実はその「ゼウス」に関する詳細を、Monfrini社のセールス マネージャーのパオロ氏に聞いてみたところ、意外な答えが!

 

ABOUT ME
満田 浩樹
SALON DE ALFURD 総合プロデューサー 満田工業株式会社 代表取締役