週半ば静かな秋の夜に読みたい本とレモンサワー

本日のメニュー アルコール:はちみつを入れたレモンサワー BOOK:あつあつを召し上がれ 小川糸 BOOK:どんぐり姉妹 よしもとばなな
いきなり寒くなりましたね! 今日は在宅で仕事だったので昼間に窓を開けていたら、手がかじかんで足元からすっかり冷えてきたので慌てて窓を閉めました。 最近は娘の幼稚園の延長保育のお迎えの時間には、すっかり日も暮れてあたりも暗く、肌寒く、意味もなく心細くなります笑。 子供のころから季節のはじまりはなぜだかワクワクしていましたが、最近冬だけはどうも、、、💦 これも年を取ったせいでしょうか。 昔母が人生を春夏秋冬にたとえ、冬は人生の終わりの季節のようだと言っていたのを思い出します。(その母は現在、NO介護をスローガンに毎日ジムに通い、頭の老化防止の為日々習い事に励み、ポケモンGO中毒です) そんなことを考えながらしみじみと若干せつない気持ちに浸っていても、幼稚園の門をくぐった瞬間、、、怪獣のごとくけたたましいわが子の騒ぐ声に現実に引き戻され、先ほどまでの思いはどこへやらー。 また明日も会えるのにお友達との別れを惜しんでなかなか家に帰りたがらないわが子をなんとか説得して連れて帰り、ご飯を作って食べさせて、、お風呂上りにクリームぬって、歯を磨いて寝かしつけ、、、のまま子供と一緒に寝てしまうことも多々ありますが、運よく起きていたら、寝る前の少しの時間リフレッシュタイムです。 前置きが長くなってしまいましたが、 そんなときに飲みたい! 読みたい! 本とお酒を勝手にご紹介します☺ ごはんのお供は絶対に🍻ビールですが、寝る前のリフレッシュタイムには味変して違うものを飲むこともあります。 今日はレモンとはちみつ、それにレモンサワーの原液があったので、寒い夜に少しあまい、ハチミツレモンサワー(アルコール濃いめ)を読書のお供に。 気持ちが暖かくなるような物語をおすすめします。 最初の本は、 小川糸のあつあつを召し上がれ 一言でいうと、おいしそうな短編集です 作者の、食堂かたつむりという小説は柴咲コウ主演で映画化もされていましたが、そちらもおいしそうなメニューがずらりでした。 もちろんこの あつあつを召し上がれ も、読みながら何か食べたくなるような、おいしそうな食べ物であふれています。タイトル通り、あつあつをふうふうしながら。(考えてみたら、私は食べ物をおいしくかく小説家が好きで、気づいたらそういう作者を選んで読んでいるような気がします。) 食べることって癒しなんだな、と思わされる、優しくちょっとせつない短編集です。 2冊目は、どんぐり姉妹 よしもとばなな です タイトルからしてワクワクする、そして期待を絶対裏切らない物語。 希望にあふれた物語ではないけど、登場人物がきらきらしてみえます。 夜読むのにぴったりな小説です。 読み進めるたびに終盤に近付くのがもったいなくて前のページに戻って読み直すこともしばしば。決して長い物語ではないので、気負わず読めて、その分内容がしみてくる、不思議な物語です。人と話すことっていいな、と思えました。 2作品とも、読んだ後、爽快感を得られるタイプの作品ではないけれど、生活の中の見逃してしまいそうな小さな癒しや、大切なことを、決して重くなく考えるきっかけをくれるような作品だと思います。 そして、暖かい気持ちになれる。寒くなって来た今の季節にぴったりなのではないでしょうか。(そう考えてみると、わたしは同じ小説でも気に入ったものは繰り返し読むのですが、夏と冬ではやはり読む本が違うような気がします☺) 少しでも気になっていただけましたら嬉しいです✨✨✨ ここまでお付き合いいただきありがとうございます☺ また、次回金曜日にお会い出来たら幸いです。 サロン・ド・アルファード恵比寿三越店 ヤマムロ